自分のことを嫌っている人を好きにさせる方法
・自分から「あいさつ」をする
・相手に簡単な頼みごとをする
まず、自分から「あいさつ」をすることが大事です。
それは、心理学における「返報性の原理」というものです。
「返報性の原理」を使うことによって自分のことを嫌っている人も好きにさせることができるのです。
返報性の原理とは、「好意の返報性」と「悪意の返報性」の2つがあります。
好意の返報性
好意の返報性とは、自分が相手に好意を持っていると相手もこちらに好意を持つということです。
例えば、分かりやすく言えば、
好意を示す方法として、「モノをあげる」と言うこともあります。
それに対して、
もらった側は基本的にお返しの品を渡します。
つまり、「気持ち」であれ、「モノ」であれ、大抵の場合はもらった好意に対して好意を返します。
こうすることによって、徐々に仲良くなっていきます。
重要
これは、「物」を渡すことが大事なのではなく、「言葉」でもいいです。
簡単に言えば、「あいさつ」を自分からすることを心がけることによって、相手は好意をもつため「好意の返報性」は達成されます。
ですから、好きな人や気になる人、上司や先輩に好かれたいと思うなら、自分から積極的に「あいさつ」や「物を渡したり」(相手のして欲しいと思われることをしてあげたり)好意の返報性をすることによって良好な関係を気づいて下さい。
「あざとい」ようで嫌だ。と思う人もいるかもしれませんが、こういう行為は基本的に自分の思っている半分も伝わりません。
そのため、明らさまに分かるぐらいの、「あざとい」ぐらいで丁度良いです。
あざといぐらいの方が深層心理に響くのも強いと言えます。
悪意の返報性
一方、悪意の返報性とは、逆に自分が相手に悪意を持っていると相手もこちらに悪意を持つということです。
つまり、「悪意」と「好意」両方とも相手には伝わり、それが自分に返って来るのです。
そのため、悪意の返報性ではなく、好意の返報性を駆使することにより、「自分のことを嫌っている人をも好きにさせる」ことができるのです。
「こんなことで、仲の悪い人と本当に仲良くなれるのか?」
と思っている方もいるでしょう。
確かに、100パーセントの確率で好きにさせることはできません。しかし、高確率で好きにさせることはできるのです。
ここで、返報性の原理を行うために、大事なことがあります。
相手に簡単な頼みごとをする
好意の返報性をするにあたって、自分のことに対して好意を持っているか、悪意を持っているかが大事です。
または、少なくとも悪意は持っていないかも大事です。
最低限、自分に対して悪意を持っていない人ならば簡単なのですが、自分に対して悪意を持っている人が相手の場合「好意の返報性」を実践することもできません。
注意点
そこで、ある1つのことを意識することで自分に対して悪意を持っている人にも「好意の返報性」をすることができるのです。
それは、「簡単な頼みごと」をする。
自分のことを嫌っている人とは自分が親切にしようとしても相手は自分が「攻撃」してくるかもしれないと思って無視するかもしれません。
こうなっては、「好意」を相手に与えることができません。
ここで、自分を嫌う相手に対して、「簡単な頼み事」をしてみることが大事です。
「簡単」というのが大事です。
嫌いな人からの頼み事は、普通なら断りますが、「簡単な」頼み事だと、断るのもストレスなので引き受けてくれる可能性が高いからです。
認知的不協和理論
これは、心理学でいう「認知的不協和理論」という法則を使ったやり方です。
認知的不協和理論とは、
人は普通、「相手を好きだからこそ助ける」と思っています。
嫌いな相手は助けません。
嫌いなのに助けるとなればその思いと行動に矛盾が生じます。
矛盾があると違和感や不快な気持ちが生じます。
そこで、矛盾を解消するために、
「自分は相手を好きだから助けた」と納得させるのです。
脳は自らを「錯覚」させようとするのです。
あなたのことを嫌ってた人も、その人の脳は、自分自身に対して「ウソ」をついて本当の気持ちを欺くのです。
相手の脳があなたの味方になる瞬間です。
このように、心の中にある矛盾を解消しようとする心理作用を、認知的不協和理論といいます。
相手の心理として、嫌いなあなたの相談にのったりするのは、本来不快なことです。
しかし、自分に丁寧にお礼を告げられ感謝されると、「案外、良い奴かも」という認知に変化が起こります。
そして、「いいやつだから親切にした」と言うように次第に変わっていき認知が変化するのです。
そうすることによって、相手のあなたへの悪意は取り除かれることになります。
・恋愛における実践例
さらに、より詳しく恋愛において、
認知的不協和理論(恋愛編)
例えば、仕事が定時までに終わらせられそうにない女性から、手伝ってほしいと頼まれた男性がいるとします。
最初、「なぜ、僕は彼女の頼みを引き受けたのだろう」と思います。
そして、徐々に「嫌いな人の手伝いをする気にはなれない。」
↓
「だから僕はこの人が好きなのだ。」
↓
「そうでなければ、自分の行動と矛盾するから」
と自分の行動に説明をつけ納得させる。
その相手は、勝手に自分の脳によって錯覚していきます。
この思考の錯覚によって、
「恋に落ちていく」のです。